Vol.7 福島女子のイマとココ

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7回目となった「イマココ」の対話企画。
今回は「福島女子のイマとココ」をお聴きします。

心×体
母子×女子
結婚×覚悟
避難×ふるさと

概要

9月1日は「防災の日」。
1923年に発生した関東大震災にちなんで制定されたそうです。
3年前の3月11日。この日にもたくさんの人が被災し、それ以前には思いもしなかった生活を今もなお送っています。

今回の話題提供者である宍戸慈さんもその一人。
当時20代でラジオパーソナリティ、ライター、ピラティスインストラクターだった彼女も今は1児の母。震災を機に何を考え、動き、今に至るのか、札幌から来てお話くださいます。

福島から出た人、今もなお暮らしている人、福島に戻った人、戻ろうか考えている人…。
たくさんの人と話をし、それをラジオやイベントで伝えてきた彼女だから話せる話。

福島のことを知りたい人もそうでない人も、大人も学生も、ぜひこの機会にご参加いただき、「他人事」ではなく「自分ごと」として「防災」や「自分の居場所」について考えてみましょう。


話題提供者

宍戸 慈(ししど ちか)さん

ラジオパーソナリティ
ピラティスインストラクター
子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク理事
公式サイト

[略歴]
1983年福島県福島市生まれ。
2005年より福島の地域情報誌フリーマガジン「dip」の編集者を7年間務める。
2010年よりラジオパーソナリティとしての活動を開始、郡山コミュニティ放送開局からレギュラー番組を担当。
東日本大震災発生直後は、同局にて原発事故のニュースや・ライフライン情報を伝え、緊急生放送を24時間体制で敢行した。当初の支援等が母子に集中することへの違和感から、福島女子による当事者団体「peach heart」を設立。同年12月単身で北海道に避難。
2012年3月より、コミュニティFM局をネットし、避難先と福島を繋げる番組「カラカラソワカ(現在産休中)」をパーソナリティとして開始。広島や、チェルノブイリ原発事故の被災地ウクライナを訪問するなど、放射能被害の現状を取材。「週刊金曜日」「女性自身」など週刊誌に執筆。
2014年2月女児を出産。 現在は育児の傍ら、ピラティスレッスンと講演を中心に活動中。


講座の雰囲気



アンケート


1)心に残ったキーワードはありますか?

・とける
・自分の身に何が起こったのか知りたい
・チェルノブイリの経験者から生きる力を得る
・対立と分断
・私が感じることが多いのは対立より分断。心のモヤモヤを意識したくなくて、異なる立場の人々を向き合うのを避けている。
・「対立」に「正しく向き合う」
・対立は互いの意見が異なっていて、互いの大切なもの(価値観・自尊心など)を傷つけ合った時に生まれるのではないか。意見の違いを違いのまま置いておけないから生じるが、その後は、生じた時の感情のこじれが持続の原動力となっているだけで、対立のポイントは対象者ではない。
・対立するためには軸がある。軸とは価値観・大切なもの。
・感情
・対立から対話へ。
・対立には軸がある
・所属(強くコミットしている)と対立が起きる
・対立の相手と本当に対立しているか?本当に対立する相手は別なのでは?という視点。(「一緒に頑張りましょう」)
・感情に流されず意見を戦わせ、お互いの感情のゆがみを治す
・対立の根拠である相手の「真実」に向き合ってみる
・対立が起きるのは「大切なものをおびやかされる」から
・2社択一の場合はどうするのか。
・対立から対話へ持っていけないか?

2)今後「対立」に遭遇した時に、どんな風に向かい合いたいと思いますか?

・正しく向き合う。価値観、情報を共有して多様性を認め合いながら適切な判断をする。そういう場を作り、しっかりファシリテートする。
・あらゆる角度から事象を分析し、対立の相手を説得する。
・私たちは何故ここにいるのか。私たちがともに向き合わなければならないのは何か?対立することで初めて立ち上がって見えてくるものもある。他者と正しく向き合う・対立すること。自分の置かれている立つ立場を正しく踏みしめること。
・「森(全体)」を見て考える。木を見て森を見ないではなく。
・個々人が自分を、その場をファシリテート=落ち着いて相手の事も見られる。目標は同じはず。個々の枝葉批判でなくそもそもを常に問う姿勢。
・違いは違いとして受け入れることは難しいので、せめて受け入れられない自分が居ることを認めてあげたい。
・自分が当事者の場合(なかなか難しいでしょうが)感情的にならないよう相手の意見に耳を傾け、歩み寄れる所は歩み寄る。どうしてもそれが難しいようなら、一旦、距離を置く。他の人々の「対立」に遭遇した場合、対立を「あおる」事は絶対しない。「橋渡し」の役割ができるようならする。
・立場が違っても、それぞれが幸せになるバランスがきっとある。そのバランスをとりながら自分の意見を伝えて行きたい。相手を思いやる気持ちもバランスをとるのにとても大切。
・愛を持って対話する。
・自分を勝手にカテゴライズしない。
・対立する感情をむき出しにせず、情で接する。多様性を認める。
・適切な判断材料
・まず聞く耳をもつ。それでも理解し得あえないときにどう振舞うか、今のところヒントは見つからないので探し続けるしかないのかもしれない。



参加について

  • 参加費
  • 一般:1000円
    学生: 500円
    ペア割引:1500円
    (お友達、ご夫婦など2人で)

申込方法

  • メール
  • 以下のアドレスにお名前と参加者数をお知らせください。
    imakoko2014@gmail.com

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開催場所

  • つくば市民大学
  • 茨城県つくば市東新井15-2ろうきんつくばビル5階

  • アクセス方法
  • コチラをご覧下さい。

  • 駐車場について
  • *つくば市民大学専用駐車場はございません。ビル敷地内駐車場は"ろうきん"様用ですので、つくば市民大学にご来場の方は近くの有料駐車場をご利用ください。

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