Vol.15 「迷惑」かけない末期ってなんだろう?
  ~生きるために、死を想う~

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暮らしをテーマにした対話の場「イマココ」。

今回は「死」をテーマに語り合います。

・寝たきりで世話になりたくない
・自宅で最期を迎えたいが迷惑をかけそう
・衰えていく家族に冷静に対応できるか不安

 家族や自分の「看取る」「看取られる」時をイメージする時に「迷惑をかける」「世話をする」事への不安がよぎることはないでしょうか。

 生を受けた誰もが迎える「死」。大切な人との別れをより良いものにするために看取る・看取られる、生きる・死ぬ新たな視点を見つけてみませんか?


話題提供者

山田 タポシさん

水戸市生まれ。映画と温泉とネコが大好きな、まじめな、ナマケモノ。東洋大学文学部インド哲学科中退。
大学時代に渡豪し、インド・中国などを放浪。「タポシ(Tapas)」は当時授かったサンスクリット語の名前。
様々な職を経て、現在はWeb企画制作、ITインストラクター、ラジオパーソナリティ、映画上映活動など。IBS茨城放送『notes.(ノーツ)』パーソナリティ(2011年4月~2012年9月)/ラジヲつくば『Tones Reef』毎週日曜朝10:00~10:30(担当は月後半の二週または三週)



アンケート

1)今回のイマココを通して心に残ったキーワードは何ですか?

・親孝行のチャンス
・いつもベストの選択をしたい(自分の中の言葉)
・父の時と母の時は違う
・「認知症」で死ぬのは嫌だ。
・「家族関係」親との年齢差、少ない同朋
・面倒なことは何度もあったが、迷惑とは思わない。子育ても介護も同じ!?なのかな。
・親をあれだけ看たタポシさんから「後悔」という言葉を聞いてびっくりしました。
・死は身近。
・実は人も動物も看取ったことがない。死は怖くないと思っていたけど本当にそうかなー?
・自分の物語を紡ぐ。死は日常。自分の人生を生きている?ちょっと介護に行く。
・看取るときはやれるとこまでやっておく、ということ。
・逝く側→残される側の苦悩。
・迷惑←→面倒
・親孝行のチャンス
・システムとしてともに「死」を考える。共有できる場・関係があることが大事。ひとりで考えていてもしょうがない。
・めいわくとめんどうの違い。娘をみているのとダブるんですが、とても面倒なときは山ほどあるけど迷惑とは全く思ってないなぁ。看取り看取られ生き逝かれ。誰もが全ての立場に立つものですね。まだ具体的に想像もできない親不孝者ですが。離れているときはもっと優しくしたいと思うのだけど、長く一緒に居ると難しい。
じゃぁ一体「迷惑」というのはどういう時に誰が、誰にかけるのだろう。
・介護は大変だと思う→キーワードではないですね。
・「自分なりの物語を紡ぐ」介護する側でもされる側でも自分の人生の主役でありたいです。


2)今回の対話を通して一番の発見は何ですか?

・自分の体験に固執しすぎて対話(特に聴き合う)ができなかった
・このネタだといくらでも話せるけど、人と比べてしまうのも嫌で、楽しい気持ちにはならなかった、というのも気付きですね。
・スライドを作るとき父の写真を見直しました。もう後悔や悲しみは乗り越えたと思っていたのに、ひとしきり泣けて泣けて仕方なく、そんな自分に驚きました。そんな機会を与えてくれてありがとう。きっと父も植えの方だかどこだかで喜んでいると思います。
・認知症ケア(介護)の重要性。家族介護を支える社会的制度。
・逝き方は考えてもしょうがない。逝き方は決められない。
・逝き方を考えて今の生活を大切にする(している)。
・身近な人の生と逝について、やっぱり聞いておいた方が良いな。形式だけでなく。
・子育ても介護も同じならば、関わってくれる人が多いほど豊かになるのではないか?
・「迷惑」をかけるということはどういうことなんだろう、と深く考えてみたいと思いました。
・残された時間をどう生きるか。
・看取る側も看取られる側も揺れて当然。変わり行く状況を受け止めればいい。受け止める力が足りなくなったら人に相談するのだ!と、自分なりの不安への対処法を見つけられた。
・自分が看取られる時は、自分の人生をふりかえりながら、ひっそりと死にたいという願望を自分自身が持っているということ。
・支え合うことの大切さ(物理的にも心理的にも)。
 プロフェッショナルな立場の人々と支えあう。
 ハートフルな立場の人々と支えあう。
 システムも公的なヘルプで支えあう。
 支えあうことができる人と人とのつながりを大切にしながら生きる。
 支えあうことでお互いの不安や苦悩を共有する。←→共有することで支えあう。
・自分のことしか考えていないなぁ。
・子育てと親の介護は本当にかぶる。第三者が介入した方がいいこと。獲得していく力と失っていく力。
・一人一人が本当に違う人生を歩んでいて考え方も違う。一人一人が自分の人生を歩むのがいい。
・後悔しない生き方(逝き方)をする?→今すべきことをしていくべし…無理だよな。後悔を受け容れる生き方に。
・「迷惑というより面倒」ある意味当然→どのように向かい合うか。
・短い時間の対話の中で、年齢も経験も違う人が話をきっちり聴く事で温かい心が通い合うこと。と思っていたのですが…。時間・機会がもっと欲しいですね。


3)ご意見、ご感想などありましたらご自由にお書きください。

・自分にとって死は身近なものです。日々亡くなった家族を想うし、生きている人たちで弔い話をするので。これは経験の差も大きいのだと思います。
・介護者が集い支えあう公的補助で配慮する必要性あり。つくばでそのモデルを作ろうと試みている。
・いろんな人の死を思い出してしまいました。
・どう自分たち(兄弟)の意思・思いを母に伝えるか…。
・自分の親とこういう話をしてみたいと思いました。
・ホームメードのお菓子、すごいです。タポシさんのパワポもすごくよくできてた。美しかった。
・山田タポシさんありがとうございました。イマココの皆さん、ありがとうございました。深く考えられてそれが続いているのに感心しました。また参加させていただきたいと思います。



参加について

  • 参加費
  • 一般:1000円
    学生: 500円
    ペア割引:1500円
    (お友達、ご夫婦など2人で)

申込方法

  • メール
  • 以下のアドレスにお名前と参加者数をお知らせください。
    imakoko2014@gmail.com

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開催場所

  • つくば市民大学
  • 茨城県つくば市東新井15-2ろうきんつくばビル5階

  • アクセス方法
  • コチラをご覧下さい。

  • 駐車場について
  • *つくば市民大学専用駐車場はございません。ビル敷地内駐車場は"ろうきん"様用ですので、つくば市民大学にご来場の方は近くの有料駐車場をご利用ください。

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